旧iPhone、Apple下取りとメルカリはどちらが得か
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9月18日にiPhone 18 Proが発売され、旧機種の売り先を決める時期に入りました。候補はApple公式の下取りか、メルカリで個人に売るかの2つが中心です。
結論から言うと、メルカリで「下取り額÷0.9+約580円」以上で売れる見込みがあるときだけ、メルカリの方が得です。 たとえばiPhone 16 Proの下取り額は最大119,000円です。メルカリで同じ手取りを残すには、132,800円以上で売れる必要があります。分割払いや残価設定プログラムの途中なら、比べる前に残りの支払いを確かめてください。
この記事でわかることは次の3点です。
- メルカリの相場から、実際の手取りを計算する式
- Appleの下取り額が表示より下がる条件
- 分割中・残価設定中の端末を売るときの落とし穴
「メルカリの方が高く売れる」という話はよく聞きます。ただ、その話には3つの誤解が混ざりやすいので、順に解いていきます。
誤解1 メルカリの相場がそのまま手取り
メルカリの売値は、手取りではありません。販売価格の10%が販売手数料として引かれ、送料も出品者の売上金から引かれます(メルカリ公式ヘルプ・最終確認日:2026-09-25)。
iPhoneを送るときは、らくらくメルカリ便の宅急便コンパクトがよく使われます。送料は全国一律450円で、専用資材が70円かかります。合計520円です。売上金を銀行に移すときは、1回200円の振込手数料もかかります。
手取りの式は次のとおりです。
手取り=売値×0.9−520円(送料と資材)−200円(振込1回分)
たとえば10万円で売れると、手取りは89,280円です。「10万円で売れた」と「10万円が入った」の間には、1万円以上の差があります。
下取りと並ぶのに必要な売値
Appleの下取り額と同じ手取りを残すには、メルカリでいくら以上で売ればよいか。送料と資材の520円だけを足して計算したのが次の表です。振込手数料も含めるなら、さらに約220円上乗せしてください。
| 機種 | Appleの下取り額(最大) | メルカリで並ぶ売値 |
|---|---|---|
| iPhone 17 Pro | 141,000円 | 157,245円 |
| iPhone 17 | 101,000円 | 112,800円 |
| iPhone 16 Pro | 119,000円 | 132,800円 |
| iPhone 16 | 92,000円 | 102,800円 |
| iPhone 15 | 65,000円 | 72,800円 |
計算式は「(下取り額+520円)÷0.9」です。iPhone 17シリーズの下取り額はApple公式サイト、iPhone 16と15は2026年9月10日の改定を報じた記事の数字を使いました(いずれも2026-09-25確認)。
この表の売値を「メルカリで実際に売れた価格」と比べます。メルカリの検索で「売り切れ」に絞ると、同じ機種・同じ容量の取引価格が見られます。出品中の価格は売れ残りを含むので、比べる相手にはしません。
手数料と送料の計算は、当サイトのせどり・物販の利益計算ツールでもできます。売値と送料を入れると、手取りがその場で出ます。
誤解2 Appleの下取り額は満額もらえる
Appleの下取り額は、表示が「最大」の金額です。実際の額は届いた端末の状態で決まり、見積もりより下がる場合があるとApple自身が書いています。
Apple公式サイトの注意書きで、下取り額が変わる要素として挙がっているのは次の4つです。
- 端末の状態
- 製造年
- モデル
- 最初に販売された国や地域
画面割れやバッテリーの劣化がある端末は、最大額から外れると考えてください。反対に、傷の少ない端末ほどメルカリでも高く売れます。状態の良い端末ほどメルカリとの差が開き、状態の悪い端末ほど差は縮みます。
下取り額には期限がある
Appleの下取りには、送付の期限もあります。下取り額は新しい端末を受け取ってから14日間有効です。期限内に端末がAppleのパートナー会社へ届かないと、見積もりどおりの額になりません。
受け取り方法は、新しい端末の購入代金からの値引きか、Apple Gift Cardです。下取り額は新しい端末の購入が条件で、対象は成年年齢に達した人に限られます。
下取り額は発表日に動く
下取り額は固定ではありません。新型の発表があった2026年9月10日、Appleは下取り額を改定しました。報道によると、iPhone 15 Proは92,000円から82,000円へ、iPhone 16 Pro Maxは135,000円から129,000円へ下がっています。
改定のたびに上がるとは限らないので、「もう少し待てば高くなる」とは言えません。売ると決めたら、改定を待たずに見積もりを取るのが確実です。
誤解3 分割中のスマホもすぐ売れる
分割払いが残っている端末は、メルカリでは売れません。メルカリの禁止出品物のガイドは、次の端末の出品を禁じています(最終確認日:2026-09-25)。
- 契約中のもの
- 初期化されていないもの
- アクティベーションロックが解除されていないもの
- ネットワーク利用制限がかかっているもの
- 完済していることが明確に証明されていないもの
出品するときは、契約状況や入手経路、IMEI(端末識別番号)がわかる記載も求められます。SIMカードも出品できないので、抜いてから送ります。
残価設定プログラムは比べ方が変わる
キャリアの残価設定プログラムで買った端末は、さらに注意が要ります。ドコモの「いつでもカエドキプログラム」を例にします。残価設定型の24回払いで、23か月目までに端末を返せば、24回目の残価を払わなくてよい仕組みです。
この場合、返却そのものが「残価ぶんの値段で売る」のと同じ意味を持ちます。 メルカリで売るなら、先に残価を含む残りの分割金を払い終える必要があります。比べる式は次のようになります。
- 返却する:残価の支払いが免除される(条件によりプログラム利用料や故障時利用料がかかる)
- メルカリで売る:手取り−残りの分割金(残価を含む)
たとえば残りの分割金が6万円の端末を、メルカリで8万円で売れたとします。手取りは71,280円(振込1回を含む)で、6万円を払うと手元に残るのは11,280円です。返却なら6万円の支払いが消えるので、差額の11,280円と、出品・発送の手間を比べることになります。数字は計算の例です。
ドコモの場合、返却時の注意点が2つあります。
- 2026年3月5日以降に加入した人は、返却時にプログラム利用料がかかる(機種ごとに金額が違う。ドコモで対象機種に買い替えると免除)
- 査定の条件を満たさない端末は故障時利用料がかかる(補償サービス加入なら2,200円、未加入なら22,000円)
23か月目までに返さないと、残価はさらに24回に分けて払い続けることになります。au・ソフトバンクにも似た仕組みがあるので、自分の契約書かマイページで条件を確かめてください。
迷ったときの決め方
3つの誤解を外すと、判断は次の3段階で済みます。
- 分割や残価が残っているか確認する:残っていれば、メルカリで売る前に完済が必要。残価設定なら返却と比べる
- Appleの見積もりを取る:公式サイトで端末の状態を答えると、見積もり額が出る
- メルカリの売り切れ価格と比べる:「(見積もり額+520円)÷0.9」を上回る取引が並んでいれば、メルカリを検討する
差額が数千円なら、Appleの下取りを選ぶ人が多くなります。メルカリには、購入者とのやりとりや、届いた後の「動作がおかしい」という連絡に対応する手間があるからです。差額が手間に見合うかどうかは、金額ではなく自分の時間で決まります。
どちらを選ぶ場合も、売る前にやることは同じです。
- 写真やLINEのバックアップを取る
- 「探す」をオフにして、アクティベーションロックを外す
- 設定から端末を初期化する
- SIMカードを抜く
メルカリで売った利益に税金がかかるか気になる人は、下の関連記事で整理しています。
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参考情報
- Apple Trade In(下取りプログラム)|Apple(日本)
- AppleがiPhone、Apple Watchの下取り価格を改定|iPhone Mania
- メルカリの手数料|メルカリ ヘルプ
- 宅急便コンパクト(らくらくメルカリ便)|メルカリ ヘルプ
- 利用制限や契約中、支払いが残っている等の携帯端末および全てのSIMカード|メルカリ ヘルプ
- いつでもカエドキプログラム|NTTドコモ
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。下取り額・手数料・送料は変わることがあります。最新の金額は各社の公式サイトでご確認ください。